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平等の心

~ だるまの教育放談⑥ ~教育で教えなければならないこと(その6)
                          
平等の心
                                     2012年4月
私には一生忘れずにいようと思ったことがいくつかあります。
その一つを紹介します。

中学1年生の12月、世は歳末助け合い運動で街頭を賑わしていた頃、クラスの女の子たちが、何か世の中の役に立つことをしたいと、若い(19歳)担任に相談しました。
その先生は由美かおるによく似ていましたが、体型は怪獣ブースカにそっくりだったのであだ名はブースカになりました。しかし、正義感と勇気と行動力のある素晴らしい先生でした。

先生は他の多くの先生方にも相談し、何日も考えた末にこう言いました。
「あなたたちから10円ずつ集めても大した額にもならないし、それで世の中の役に立つことができるとは思えません。
そのお金だって自分で稼いだものではなく、親からもらったものだから、本当に自分たちがしたことにならないのじゃないかしら。お金を出すという安易な方法ではなく、自分たちの行動で人の役に立つことをしてみない。大阪の南の方に身寄りのない子供たちの学校があります。その学校の先生に電話して聞いてみたら、訪問者が少なく、同世代の子供たちが遊びに来てくれたら大喜びするだろう、と言っていました。ねぇ、みんなで行ってみない!」

次の日曜日、1年5組の有志たちはブースカ先生に連れられて大阪府立○○中学校を訪問しました。
そして、彼らとソフトボールの試合をしました。相手は1年生と2年生の混成チーム。
3年生は羨ましそうに野次を飛ばしながら観戦していました。
アウトだセーフだともめだすとすぐにルールブックを持ってきて説明します。
結果は、私たちが負けました。彼らはとても嬉しそうでした。
ストーブのある教室でおやつの時間となりました。
汗をかいていたので制服を脱いでおやつを食べましたが、彼らも汗をかいているのに誰一人脱ごうとはしません。
なぜだろうと思って観察していると、親しくなった子が私の目を見てニコニコしながら思い切って制服を脱ぎました。

驚いたことに、もうすぐクリスマスという寒い寒い冬なのに、制服の下はランニングシャツ1枚だったのです。
帰りの電車の中では誰とも話す気持ちになれず、ずっーと考え込んでいました。

家に帰ると、母親が温かく迎えてくれ、おいしい夕飯を頂きました。
その晩、床に就いてからなかなか眠れませんでした。天井を見つめながらじっくりと考えました。
「彼らにも父親も母親もいるはずなのに何故?何も悪いことをしていないのに何故ランニングシャツ1枚なんだ。
そして、中学を卒業するとどうするのだろう。」
このことを一生忘れないでおこうと自分自身に誓いました。
そして、40年以上たった今でも鮮明に覚えています。

義務教育なので中学までは税金で教育と生活の面倒は見てもらえますが、卒業すると誰からのサポートもありません。
よって、ほとんどが就職するか、仕事に就きながら定時制高校に通うことになります。

生まれながらにして身体や精神に不自由な人がいます。
貧乏な家庭や裕福な家庭で育ち方に差があります。
だから平等なんてこの世の中にはないんだと豪語する人たちがいます。

しかし、それは違います。
障害があろうとなかろうと、言語や宗教、文化、民族、性、そして、考えが違っても自分と同じ人間だと認識すること、それが平等の心です。

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